社会保険労務士はサイドビジネスでできる?

A.テーマを絞って、得意ジャンルを作れば不可能ではない。

開業社会保険労務士が年収をアップさせるには顧問契約数を増やすのが必須になってきます。
けれど、社会保険労務士として新人の内は、なかなか顧問契約先を見つけるのは困難です。社会保険労務士を必要とする中小企業はすでに、別の社会保険労務士と契約を結んでいることがほとんど。

そこで、社会保険労務士の仕事の内「得意分野」を作り、すでに顧問契約している会社に売り込むという手もあります。
ここ最近で「専門分野」として取り扱いが増えてきたのは、高齢者、介護、特定就職困難者、年金等の助成金や補助金の申請、代行業務等。こういった分野に特化した社会保険労務士としてスタンスを固めてしまうのです。
その代わり、顧問契約ではなく、一件一件、必要が発生した時だけの案件になりますので、月々決まった報酬ではなく、毎月必ず仕事があるとも限りません。本業を別途持った上でのサイドビジネスと考えた方が収入的にも安心です。

それでも、1案件につき1万円~の報酬にはなります(報酬は社会保険労務士が設定してOK)。特に女性で出産、育児の予定がある場合、自分ができる範囲だけのサイドビジネスとして、社会保険労務士のお仕事をするという人も増えてきています。育児が落ち着いてまたバリバリ働きたいという時も、社会保険労務士はぴったりの仕事ではないでしょうか。

また、初めはあくまでサイドビジネスとして社会保険労務士の仕事をこなし、自分に自身がついてきてから、開業社会保険労務士として独立するというパターンもあります。「会社の困りごと」を解決する社会保険労務士にとって、会社で従業員として働くという経験は後々、さまざまなことに役立ってくるはずです。

もちろん、会社側は「何でも頼りになる社会保険労務士」という認識がありますので、自分自身が請け負いきれない案件は、他の社会保険労務士に仕事紹介する……くらいの心構えは必要です。その会社にとって何が一番有益でよいか、を念頭に置くことは社会保険労務士にとって一番大切なことかもしれません。