社会保険労務士は業務経験やコネがなくても大丈夫?

A.初めは、なくても何とかなります。実務経験を積んでいくことが重要!

さて、これから社会保険労務士として開業を目指す皆さんの中には、「実務経験ないし、特に仕事のアテがあるわけでもない。ついでに資金に余裕もない・・・」といった状況に強い不安を感じている方も多いのではないでしょうか。


実務経験やコネ、さらに開業資金は、もちろんあるに越したことはありません。


しかしながら、現状これらの要素が皆無であっても過度に悲観的になることはありません。社会保険労務士の開業は実務経験がなくてもコネがなくても、そしてお金にゆとりがなくても、何とかなるケースがほとんどです!



【実務経験を積むのは後からでOK!まずは仕事獲得に全力を尽くすべし】

社会保険労務士の実務は、正直なところ、実務マニュアルや文献、そして関連窓口への問い合わせによって、大半はどうにかなるものばかりです。


もちろん、開業当初こそ、手順があやふやだったり細かな部分が分からなかったりで、自信のなさが前面に出てしまうこともあるでしょう。ですが、こうした経験を積み重ねて、皆、ノウハウを蓄積させ、本物のプロへと成長していくものです。


最初のうちは「一つひとつを丁寧に調べながら実務をこなす」で何ら問題ないはずです。ただし、お客様の前では極力、堂々としていましょう。不安や自信のなさが伝われば、お客様も不安になります。そんなことでは安心して仕事を任せることはできませんからね。


よく「実務に自信がないから営業をかけられずにいるんです」という新米がいますが、こんなことではいつまで経っても実務経験を積むことはできません。


繰り返しになりますが、たいていの実務はどうにかなります。ですが、まずは実務経験を積む場を得なければ、何も始まらないのです。



【「コネ」や「お金」は「経験」同様、“安心材料”にはなれど必須ではない】

社会保険労務士として開業する上で、もちろんコネや金銭的余裕は自信や安心につながる大切な要素となり得ます。しかしながら、こうした要素もなければないで何とかなるものです。


コネに関しては、当初こそ役に立つかもしれませんが、その先の展開を考えれば必ず「コネに頼らない営業活動」が必要になります。そんなとき、コネ頼みで何となくやってきた先生は弱いです。いつまで経っても新規の客先を増やすことができず、収入や経験の幅は限られたまま。


一方で、当初からコネなしで開業した場合には、おのずと営業ノウハウが蓄積されますから、開業社会保険労務士としての息は長い傾向にあります。


また、お金については最低限、登録の更新費用と生活費が賄えればどうにでもなります。むしろ、お金に切羽詰まっていた方が必死になって仕事をするでしょうから、余裕があるより良いかもしれません。


「社会保険労務士で開業」というと、あれこれ考え始めれば高いハードルの様に感じられますが、だからこそ“えい、やあ”で思い切って飛び込んでしまうのが得策です。




ないものに目を向けるよりも、あるものだけを見つめて、それを活かす方向を考えてみてはいかがでしょうか?